ダブル・プロット

 
収録作品:初出誌

「記録された殺人」週刊小説 1984年6月1日号
「こっちむいてエンジェル」月刊カドカワ 1983年8月号
「眠ってサヨナラ」月刊カドカワ 1983年12月号
「バッド・チューニング」オール讀物 1983年10月号
「遅れてきた年賀状」小説宝石 1984年1月号
「迷い道」週刊小説 1984年2月24日号
「密室の抜け穴」問題小説 1984年5月号
「アウト・フォーカス」オール讀物 1984年7月号
「ダブル・プロット」小説現代 1983年7月号

 
発行:講談社文庫 1987年10月15日
解説:北上次郎
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カバー装画:長尾みのる
定価:540円
ISBN-10: 4061845179

収録作品:「記録された殺人」「バッド・チューニング」「遅れてきた年賀状」「迷い道」「密室の抜け穴」「アウト・フォーカス」
 
発行:講談社文庫 2011年2月15日
解説:井上夢人
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解説:新保博久
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カバー装画:荒木慎司
定価:743円(税別)
ISBN-10: 4062768801

著者のつぶやき

 統一感の取れていない(取ろうともしていない)短篇集です。岡嶋二人が1983年から84年にかけて書いた単発の短篇が、あちこちにバラバラに散逸していることを文庫担当の編集者が発見し、かき集めて文庫オリジナルを作りましょうと言ってきてくれたのです。忙しくなり、二人で書くのは時間がかかりすぎて効率が悪いと書くのをやめてしまった短篇ですが、実は短い小説を書くのも僕は好きでした。それぞれの作品は、やはりそれぞれに気持ちをこめて書いたものでしたし、思い入れのあるものも残っていたのです。パッチワークのような作品集でも、1987年に上梓した『記録された殺人』はそれなりに楽しめるものになったと大喜びでした。
 そして、それが四半世紀経って、新たに取りこぼしていた3作を加え、装いも新たに『ダブル・プロット』として甦ったのです。「岡嶋二人、最後の最新作」というのが、帯に印刷されていました。
 なんと、岡嶋は幸せな作家なのだろうと、あらためて思いました。