あわせ鏡に飛び込んで

 
収録作品(初出一覧)

『あなたをはなさない』      週刊ポスト(1992年9月4日号)
『ノックを待ちながら』      別冊小説現代(1992年6月増刊号)
『サンセット通りの天使』    IN☆POCKET(1994年7月号)
『空部屋あります』      小説すばる(1993年8月号)
『千載一遇』                オール讀物(1993年11月号)
『私は死なない』            海燕(1994年新年号)
『ジェイとアイとJI』      小説推理(1992年11月号)
『あわせ鏡に飛び込んで』    JIGPUZZ BOOKS(1992年)
『さよならの転送』      小説現代(1995年3月号)
『書かれなかった手紙』      『やっぱりミステリーが好き』(1990年6月)

 
発行:講談社文庫 2008年10月15日
特別対談:大沢在昌+井上夢人
装画:荒木慎司
定価:700円
ISBN-10: 4062761653

著者のつぶやき

 岡嶋二人を卒業した井上夢人が一人で書き始めてからの、初期の単発短篇を集めたものです。
 巻末対談での大沢在昌氏によれば、総じて「女は怖い」という話になっているようです。意識して書いていたわけではないのですが、なるほど言われてみればそうですね。よほど、僕は女性からひどいことをされ続けてきたんでしょう。
 ちなみに、電本版では、全作品にこういう「ライナーノーツ」的な短文を書いていますが、そのきっかけになったのが、この『あわせ鏡に飛び込んで』でした。この短篇集に収められた作品には一つ一つに作者の呟きをひと言添えています。それが、なんとなく好評だったので、ここでもやってみようか、となったのですね。

 

◎1991年12月にKKベストセラーズから出版された JIGPUZZシリーズ

 

 
 
 
 

 シリーズとして10点ほど出版されたと思う。短篇小説とジグソーパズルの組み合わせは変わっていて面白かったが、残念なことにまるで売れなかった。なので、これが「幻の小説」などと呼ばれることにもなった。
 ちなみに、このシリーズには岡嶋二人時代の相棒徳山諄一も別名のペンネームを使って2篇ほど出している。(知られている「田奈純一」とは違った筆名。違う筆名を用いた意図を尊重して、名前は明かさないでおく)