Junkyard

 

2017/03/21
井上夢人 小説

『99人の最終電車』──大辻淳一

深沢英和とは違った形に壊れちゃった男《大辻淳一》のパートです。
 ノーマン・ベイツ型の崩壊人格と言いましょうか。

 
 
この男を、僕はかなり誇張した人格として造ったつもりだったのです。
 ところが、最近では、この手の崩壊人格が時折ニュースやワイドショーに取り上げられているのを見たりします。恐ろしいですね。絶対、関わり合いになりたくない種類の男です。

 ただ、もっと恐ろしいのは、そう思っている自分の中に《大辻淳一》のような存在を見つけてしまったときです。ほんの一瞬、自分も確かに人格が崩壊する直前まで進んでいることがある……。

《大辻淳一》の最初のページはこちらです。