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2017/03/10
井上夢人 小説

『99人の最終電車』──芳賀喜智

大金を拾ってしまった男──清掃会社に勤める《芳賀喜智》という男のパートです。
 そんなすごいことが起こってから、3日が過ぎてしまいました。

 
 
ある意味で、この芳賀喜智のパートは「苦し紛れ」なのだろうと思います。
 99人という数の登場人物を作ろうとして、僕は自分の抽斗の少なさに愕然としました。考えて出てくる人物など、ほんの一握りしかありません。

 そんなときの苦し紛れの手段が「もしもシリーズ」なのですね。「もし、××が、○○だったら……」というヤツです。
 でも、苦し紛れが悪いわけではありません。やってみれば、面白いものが書ける場合だってあるのです。

 はい、もし、今まで手にしたことのない大金を拾ってしまったら……というお題で書き始めたのがこの《芳賀喜智》のパートです。

 そんな《芳賀喜智》の最初のページがこちらです。