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2017/03/07
井上夢人 小説

『99人の最終電車』──溝江絢子

愛憎劇の妻側──溝江絢子のパートです。
 溝江という特殊な「家」の姿が、さらに見えてくるのではないでしょうか。

 
 
賢三の弟・恭三や姑、さらには息子・彰男の視点なども加えると、より凄まじく……とは思いましたが、それはまた違う話ですね。
 お読みになると、かなり古い「家」の話に受け取っていただけるのではないかと思います。昭和の初め──戦前の話でしょうか。ただ、日本人が心の奥に持っている何かが、いまだにこんな夫婦や家の風土を残しているのではないかという思いが僕の中にあって、このパートが生まれたのです。
 だって、この人たちは「愛国心」とか、大事にしてそうですものね(^_^;)

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