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2017/03/03
井上夢人 小説

『99人の最終電車』──クセルクセス

3日前まで“クセルクセス”は猫でした。
 一昨日の朝、目を覚ますと彼は人間になっていたのです。

 
 
どうしてそんなことになったのか、彼自身にも、もちろん作者にだってわかりません。(^_^;)

 日下部敏郎や榎本ひとみがファンタジックなホラー小説、
 落合綾佳や八重樫巧は暗号小説、
 石垣和博が人間消失スリラー、
 そして東大が都々逸小説(?)だったように、
 この『99人の最終電車』には様々なジャンルの小説が押し込まれています。
 普通の小説ではそんなことはできません。わけがわからなくなります。

 こういうパッチワークのような構造の小説が、いわゆるハイパーテキスト小説を採用することによって可能なのではないかと僕は考えたのです。

 だから、こういうお話も、なんとなく面白いんじゃないかと思うのです。
 いかがでしょう?
《東大》パートと組み合わせて読むと、別々に読んだ場合とは違う感覚の小説になるように作りました。

《クセルクセス》の最初のページはこちらです。