Junkyard

 

2017/02/02
井上夢人 小説

『99人の最終電車』──日下部敏郎と榎本ひとみの24時06分

24時06分。
 気が附くと地下鉄はまた停車場に着いてゐた。

 
 
なんとも、気忙はしいことだ。と、日下部は思った。
 多くの人々が、凄まじい勢ひで乗り降りを繰り返へし、この地下鉄で移動してゐる。時代とは、これ程迄に世の中を変へて仕舞ふものなのか。

 《24時06分の榎本ひとみ》は、ここ。

 《24時06分の日下部敏郎》は、ここ。