Junkyard

 

2017/01/28
井上夢人 小説

『99人の最終電車』──日下部敏郎と榎本ひとみの24時01分

 24時01分。
 胸が犇々と圧し潰されるやうだ。歯を食ひ縛しばるやうにして、日下部は女へ顔を上げた。

 
 
「どうして?」
 日下部は、答へられ無かった。答へられぬ儘、只首を振った。

 《24時01分の榎本ひとみ》は、ここ。

 《24時01分の日下部敏郎》は、ここ。