Junkyard

 

2016/12/17
井上夢人 岡嶋二人 シナリオ

TVシナリオ「クラインの壺」第8回

 NHKのテレビドラマ『クラインの壺』。
 その第8夜です。

 
 
僕の頭に『クラインの壺』の最初のイメージが生まれたきっかけは、1970年に大阪で催された日本万国博覧会──いわゆる大阪万博でした。部屋全体の壁や天井、場合によっては床にまで映像を投影し、そこにいるものを巨大なイメージで包み込んでしまうという「全天周スクリーン映像」がいくつもの国のパビリオンで紹介され、映像作家を志していた僕はその体験に興奮していました。そのことを友人と話をしている間に『クラインの壺』の原型のアイデアが浮かんできたのです。
 もっとも、それを小説の形で作品化したのは、20年近くも後だったのですが。